【目次 基本編 質問 】
Q1. |
日食はどうして起きるのですか? また、月食とどのように違うのですか?
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Q2. |
日食にはどんな種類がありますか?
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Q3. |
月食ではマスコミが騒ぎませんが、日食が起きるとマスコミが騒ぎます。日食の方が珍しいのですか?
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Q4. |
皆既日食になると周囲が暗くなると聞きましたが、どのくらい暗くなるのですか?
私は1987年に沖縄で金環日食を見たことがあります。
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Q5. |
空の明るさの他に、皆既日食が金環日食と違うのはどんな点ですか?
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Q6. |
日食についての文章で、「第2接触」とか「第3接触」とかいうのを見かけますが、これは何ですか?
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Q7. |
コロナとはどういうものですか?
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Q8. |
ダイアモンドリングとはどういうものですか? また、ダイアモンドリングを肉眼で見ることはできますか?
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Q9. |
本影錐とはどんなものですか? 肉眼でも見ることができますか?
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Q10. |
シャドーバンドとはどんなものですか? 肉眼で見ることができますか? |
【目次 観察編 質問 】
Q1. |
コロナの形は毎回違うと聞きましたが、どんな形に見えるのでしょうか?
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Q2. |
コロナというのは、炎が燃えるようにメラメラと形を変えるのですか?
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Q3. |
コロナは何色に見えますか?
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Q4. |
日食が始まったら、コロナの他にどんな点に注目したら一番楽しめますか?
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Q5. |
皆既中に、惑星や恒星はどのように見えますか?
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Q6. |
皆既中、周囲の情景は普段とどう違って見えますか?
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Q7. |
双眼鏡を持って行こうと思うのですが、どんな双眼鏡が適当ですか?
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Q8. |
双眼鏡に付けるフィルターで、前に付けるのと、後ろに付けるのとがあって、どちらがいいか迷っているんですが・・・。
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Q9. |
日食中に周囲の変化を観察するという計画があるそうですが、どのようなものに注目すればいいのでしょうか?
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Q10. |
私は観望に徹したいと思っていますが、後でどんどん記憶が薄れていくのが心配です。何かいい方法がありますが?
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【目次 撮影編 質問 】
Q1. |
写真を撮影したいのですが、どんな機材が必要ですか?
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Q2. |
コロナの写真を撮りたいのですが、どのくらいの望遠レンズが良いですか?
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Q3. |
コロナの写真を写したいのですが、どんなフィルムが良いですか?
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Q4. |
コロナの写真を写したいのですが、露出はどれくらいが良いですか?
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Q5. |
コロナを写すには、どんなフィルターが必要ですか?
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Q6. |
私のカメラのデート機構では、「秒」まで写し込むことができません。
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Q7. |
写真撮影の計画を立てたいのですが、注意しておくべき事がありますか?
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Q8. |
実際にコロナの撮影を始めるにあたり、注意しておくことは何ですか?
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Q9. |
日食をビデオで撮りたいのですが、普通のビデオでできますか?
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Q10. |
コロナをバックに記念写真を撮りたいのですが、どうやったらいいでしょう? |
【目次 その他 質問 】
Q1. |
せっかく高いお金を払って、苦労して休暇を取って出かけたのに、もし曇ってしまったらどうするのですか?
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Q2. |
観望・観測を含めて、持って行くと便利な小物はありますか?
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Q3. |
日食についてより詳しく、また実際の観測について詳しく知るためには、どんな資料がありますか?
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<撮影編 回答>
Q1.写真を撮影したいのですが、どんな機材が必要ですか?
A1.日食写真というと、どうしても天体望遠鏡が頭に浮かびます。もちろん望遠鏡があればそれなりの写真が撮れますが、普通のカメラだけでも日食写真は可能です。 望遠レンズがあればコロナを大きく写すことができますが、標準〜広角レンズで地上の風景を入れて写した写真も、雰囲気が良く出て面白いものです。オート露出でも写ります。ただ、周囲が暗くなるので露出は長くなります。手持ちではブレやすいので三脚は必需品です。 コンパクトカメラなどでは、暗くなると自動的にフラッシュがつくものがあります。これは他の観測者にとって非常に迷惑になりますから、フラッシュのスイッチを切ることができないカメラは使ってはいけません。
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Q2.コロナの写真を撮りたいのですが、どのくらいの望遠レンズが良いですか?
A2.フィルム上の太陽の直径は、焦点距離の約1/100の大きさになります。つまり、50mmのレンズなら直径0.5mmに、500mmのレンズなら5mmの太陽が写ります。実際にはこのまわりにコロナが写ります。 あまり焦点距離が短いと、小さな像になってコロナの形がはっきりしません。逆に焦点距離が長すぎると、コロナが画面からはみ出してしまいます。35mmフィルムでコロナを主体にした写真を写すなら、180mm〜700mmくらいの焦点距離が適当でしょう。 もちろん、地上の風景を一緒に写したり、本影錐もねらうならもっと広角が必要です。部分的に拡大した写真が欲しければもっと望遠を使います。また、ブローニーなど、もっと大きなサイズのフィルムを使うなら、長めの焦点距離にする必要があります。 いずれにしても、フィルム面に写る太陽像を作図してみて、感覚をつかむのが良いでしょう。
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Q3.コロナの写真を写したいのですが、どんなフィルムが良いですか?
A3.コロナはただの光の塊ではなく、細かい構造がいろいろあります。これを少しでも写し取ろうとすると、なるべく細かいところまで描写できる微粒子のフィルムが良いことになります。普通、感度が低いフィルムほど微粒子になります。普通はカラーフィルムを使う人が多いので、これを中心に説明します。フィルムにはネガフィルムとポジフィルムがあります。 ネガフィルムはプリントを作るためのフィルムです。ラチチュードが広い(弱い光も強い光も、ある程度の範囲をカバーできる)ので、露出の失敗は少なくなります。初めて撮影する人はネガフィルムを使うと良いでしょう。ただ、カラーといってもネガフィルムはプリントの時の操作でどんな色にもなります。そのためプリント作業(現像所に頼んで行う)のときに色を整えなくてはならないので、本当の色がなかなか再現できない傾向があります。できたプリントが自分の印象と違っていたら、遠慮なくやり直しを頼んで下さい。その分、自分なりのしっかりした印象を持ち帰る必要があります。 ポジフィルムはスライドを作るためのフィルムです。ラチチュードが狭い(適正露出になる光量の範囲が狭い)ので、露出不足や露出オーバーになることがあります。その反面、適正露出が得られれば色の再現性が良く、透明感のあるすばらしい画像が得られます。 現在入手できるフィルムの種類は、天文年鑑(誠文堂新光社発行)や天文観測年表(地人書館発行)に詳しく出ていますが、いずれにしろたくさんの種類が置いてある量販店などで選ぶと良いでしょう。日食観測のベテランがいたら、どんなフィルムを使っているのかを聞いてみるのもいいと思います。
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Q4.コロナの写真を写したいのですが、露出はどれくらいが良いですか?
A4.極端な言い方をすれば、コロナはどんな露出でも写ります。一般にコロナの明るさは満月程度だといわれていますが、実は場所によって大きく違います。 一応、適正露出といわれている数値を紹介しておきます。 ISO
100、F=8 の場合
ベイリービーズ |
1/4000 秒
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彩層 |
1/2000 秒
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プロミネンス |
1/1000 秒
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コロナ 〜0.1R |
1/250 秒
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コロナ 〜0.2R |
1/60 秒
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コロナ 〜0.5R |
1/15 秒
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コロナ 〜1.0R |
1/4 秒
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コロナ 〜2.0R |
1/2 秒
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コロナ 〜4.0R |
1 秒
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コロナ 〜8.0R |
4 秒 |
以上、NASA Reference Publication より Fred Espenak
氏の作成した表を簡略化したもの R は太陽半径を表す記号。 (〜1.0R
とは、月の縁からちょうど太陽半径分離れた位置のコロナまで写るという意味) ただし、この値はあくまで平均的な値です。
これでわかるように、コロナは場所によって明るさが大きく違うので、どんな露出でも、コロナのどこかの部分が適正露出で写るのです。露出時間を決める場合には、自分がどの範囲をきれいに写したいのかを考えて、表の数値を参考に決めて下さい。観測報告書や雑誌などに発表されている、今までに写されたコロナの写真も参考になります。ただし、天候や周囲の条件によって適正露出が変化することが多いので、「これ」と決めた露出時間を中心に、前後1/4倍〜4倍くらいまで写しておくのがよいでしょう。
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Q5.コロナを写すには、どんなフィルターが必要ですか?
A5.フィルターは必要ありません。部分食を写すときにはNDフィルターを使いますが、ダイヤモンドリングやコロナを写すときには、忘れずにフィルターをはずして下さい。 特別な研究目的に写真を撮る場合には、偏光フィルターや特定の波長の光だけを通す干渉フィルターを使いますが、そうして写した写真は、肉眼で見たコロナとはかなり違った形に写ります。普通にコロナを写すには、フィルターを使わないのが正解でしょう。
関連Q&A <観察編>Q8.
「双眼鏡に付けるフィルターで、前に付けるのと、後ろに付けるのとがあって、どちらがいか迷っているんですが・・・。」
偏光フィルターによるコロナの写りの違い
撮影:大越 和子、大越 治
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Q6.私のカメラのデート機構では、「秒」まで写し込むことができません。シャッター音と秒信号をテープレコーダーに録音して、後で聞き取って記録を取ろうと思うのですが・・・。
A6.原理的にはそれでOKです。しかし、実際には失敗する可能性が高いと思います。 まず、皆既中は興奮の渦の中にいることになります。あなたのまわり中の人間が(あなたを含めて)、口々に勝手なことをわめき散らすことになるのです。そんな中でかすかなシャッター音がうまく録音できたら奇跡です。 それではどうしたらよいのか? シャッター音を大きくすればよいのです。カメラのX接点(ストロボ用)はシャッターと連動していますから、これをスイッチとして電子ブザーを鳴らすような工夫をしてみて下さい。 また、もしビデオを同時に撮影するなら、カメラとビデオを近くに置けば、ビデオの音声にシャッター音を入れることができます。ただし、あまり近づけすぎるとシャッターを切るたびにビデオが像が揺れることになるので注意して下さい。
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Q7.写真撮影の計画を立てたいのですが、注意しておくべき事がありますか?
A7.最初はあまり無理をしないことです。何台ものカメラを用意し、欲張ってあれもこれもと計画した結果、シャッターを切るのに夢中で、日食そのものが何も印象に残らなかったなんて最悪です。 いざシャッターを切るときは、自分の決めた露出で、自分の決めた枚数だけを写しましょう。そうでないと、ダイアモンドリングばかり夢中になってバシバシ撮ってしまい、コロナを写すフィルムが無くなってしまうという悲劇が待っています。皆既の途中でフィルムの入れ替えをするのは無理ですし、できたとしても肉眼で見る時間が減るので実に時間の無駄です。 36コマをどういう配分で使うか、事前に良く計画を練っておきましょう。そして、必ず出発の前に実際の機材を操作して撮影の練習をしておくこと。撮影用の指令テープを作るのも良い方法です。
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Q8.実際にコロナの撮影を始めるにあたり、注意しておくことは何ですか?
A8.まず落ち着くことです。と言っても、初めての方には無理かもしれませんね。でも最低限、次のことに注意しましょう。 まず、「ピント」です。普通の太陽写真と同じように、部分食の間にピントを合わせておくのですが、食分98%くらいの時にもう一度確認して下さい。特にフローライトレンズの望遠鏡や、高級ガラスを使った望遠レンズなどは、太陽熱でピントがずれることがあります。 次に、「直前にファインダーを覗いて、太陽が視野に入っているかどうか確認する」ということです。部分食の時にはモータードライブできちんと追尾していたとしても、直前にモーターやバッテリーがダウンすることがあります。また、つい肘をぶつけたりして機材が動き、目標をはずすこともあります。シャッターを切る前に必ず確認しましょう。 最後に、「NDフィルターをはずす」ことを忘れずに!!
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Q9.日食をビデオで撮りたいのですが、普通のビデオでできますか?
A9.できます。ただし、家庭用のビデオは業務用のもの(1台で数百万円!)とは性能が違いすぎるので、放送局で中継する番組のようには撮れません。 家庭用のビデオ(レンズの取り外しができないもの)で日食を撮るには、いくつかの注意が必要です。 まず画像の大きさの問題です。コロナを大きく写すには、一番望遠側にズームさせて写しますが、このときの大きさを確認しておきます。具体的には「月」を撮影してみます。月の大きさ(ほぼ太陽の大きさに等しい)が、画面の縦の長さの1/5〜1/3くらいなら問題ありません。もしこれに足りないようなら、フロントコンバージョンレンズを購入して、レンズの焦点距離を伸ばします。 コロナを大きく写さなくていいのなら、コンバージョンレンズは必要ありません。ただ、コロナが小さいと必然的に、暗い空の部分が画面の多くを占めるようになります。すると、ビデオカメラのオートアイリスが働いて絞りが開きますから、コロナは外側まで写りますが、黒い月の部分がつぶれて美しくない画面になります。オートアイリスを切って、手動で絞りを操作するか、シャッタースピードが変えられる機種は、シャッタースピードを変化させてみて、一番きれいに見えるところを選ぶと良いでしょう。これらの操作は、実際の皆既中に行うことになります。いずれにしろ、ファインダーでは細かいところがわかりませんから、モニターTVが欲しいと思います。 もう一つ、見にくい画面になる原因は「手ブレ」です。ただでさえ手ブレしやすいハンディビデオカメラが、興奮のまっただ中できちんと扱えるはずがありません。船酔いを起こすように揺れる画面では、感動も目減りします。コロナの大写しをやる場合にも、コロナと周囲の様子を両方写す場合にも、やはり三脚は必要です。 最近発売されたデジタルビデオカメラでも、撮影の注意はほとんど変わりません。得られる画像(特に編集した後の画像)は、従来のアナログビデオカメラよりかなり良いようです。
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Q10.コロナをバックに記念写真を撮りたいのですが、どうやったらいいでしょう?
A10.皆既中は暗くなるので、自分を写すにはフラッシュをたく必要があります。原理的には三脚にカメラを載せて、夜景をバックに写すときと同じく、セルフタイマーとスローシンクロで写せばいいのですが、これをやると周りの人から袋叩きにあいますから、やめておいた方がいいでしょう。 なぜなら、周りの人は必死に写真を撮っているかもしれません。そのレンズにフラッシュの光が入ったら、どんな結果になるかわかるでしょう。もう一つ、あなた自身がフラッシュの光に目がくらんで、せっかくのコロナを楽しめる時間が大幅に減ってしまいます。どうしてもやりたいなら、先にコロナだけを撮っておいて、日食が終わってから自分の姿を二重露光で写し込むことです。二重露光ができるカメラを用意し、きちんと構図を決めておく必要があります。
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